簡易リアルタイム計測
スクリプト
GitHub: p2pquake/rpi-seismometer
震度の算出方法
- 3軸の合成加速度(ガル)を算出
- 3軸サンプリング
- フィルタ(後述)適用
- 加速度[gal]に変換
- 3軸の合成加速度[gal]を算出
- 震度を算出
- 5秒間のうち0.3秒間継続した合成加速度[gal]を算出 (※5秒分の合成加速度を降順ソートしたときの0.3秒目の値)
- 2 * log10(gal) + 0.94 で震度を算出(galは0.3秒間継続した合成加速度[gal])
フィルタ特性
- 計算方法
- 指数平滑値 = 前回の指数平滑値 * 0.94 + 今回のサンプル値 * 0.06
- フィルタ後のサンプル値 = 指数平滑値 – 直近200サンプル(1秒)の平均値
- フィルタ特性: 下図(JMA filterは気象庁の震度計算のためのフィルタ特性)
フィルタ特性による震度誤差
- 使用データ: 防災科学技術研究所 強震観測網(K-NET,KiK-net) 2017年7月・8月のK-NET観測点データ
- 作成方法: 気象庁 | 計測震度の算出方法で算出した震度(縦軸)と、本ページの「震度の算出方法」で算出した震度(横軸)とをグラフ化
チューニング
- 設置場所
- 壁面への設置を推奨します。
電源共有タイプのみ (rev2除く)
- 電圧変動の最小化
- Raspberry PiのCPU使用率変化やUSBデバイス使用で電圧が変動します。
- できるだけ電圧変動が小さくなるようにしてください。
- cpulimitによるCPU使用率の制限や、一時的に震度計算を停止することも有効です。
別電源タイプのみ
- 異常値の除外
- 稀に 0, 1024, 2048 などの2の累乗数となる場合があります。これらを除外して読み取ることを推奨します。